高能力 トレー式ソータ

お客様からのご要望

取扱数量の大幅増加に伴う高能力仕分装置（ソータ）の検討

某物流センター様では、取扱数量が現状より大幅に増加することとなり、新しい仕分ラインの新設が必要でした。それまで使用されていたソータでは能力が足りず、また作業者による処理能力にもバラつきがあったため、別方式のソータを検討されていました。

TSUBACOソリューション

トレー式ソータで高能力を実現

現場運用の調査とヒアリングにより改善課題を洗い出し、それまでお客様が使用されていた直線型ソータではなく、ループ型トレー式ソータをご提案しました。直線型では解決が難しかった運用の手間を、ループ型にすることで自動的に処理できるようになりました。また、本ループ型トレーソータの特長の一つでもあるリニア駆動のメリットを生かし、仕分商品に影響のない範囲で走行速度の調整を最大限まで行い、大幅な仕分能力向上を実現しました。トレー式ソータは同一仕向先であればトレーに同じ商品を複数個載せての仕分も可能です。この特長により、商品の個数ベースで大量の仕分けを実現することが可能です。

RFIDを活用した作業の平準化

商品に付帯しているRFIDタグを活用して、トレー式ソータへ商品を投入した後に自動で商品情報を取得できる仕組みをご提案しました。商品投入後、RFIDタグの無線アンテナで商品情報を読み取り、仕分先のシュートまで搬送、自動的に仕分けを行います。投入作業者は、商品付帯のタグを読取機でスキャンさせる必要なく、商品をトレーへ投入するのみとなるため、熟練を要する作業がなくなりました。これにより作業経験や習熟度に依らず、安定して高い処理量を維持できるようになり、作業効率を大幅に改善できました。